Archive for November 2006

27 November

アート・アーティスト

しん@スーザフォンだ。

11月19日の、the Soul to Ask 1st Live "LIVE to ASK!"には、本当にたくさんのお客さんに来ていただいた。日常的にツルんで遊んでいる友人だけでなく、普段なかなか会えない人、ブラスエキスポや学校訪問をしたときに一緒に楽しんだ中高生などなど。実はもっとたくさんの人を誘おうと思っていたのだが、何しろ完売御礼、今回お誘いできなかった人たちは、次回ということで…。

さて、当日来ていただいていた俺の友人の一人に、画家がいる。もう10年以上の付き合いで、友人なんていうには恐れ多い、人生の大先輩である。「普通」の人からすると、かなり無謀な人生を歩んでおられる方で、数年前に、ずっと続けておられた仕事をやめて、絵を描くことに専念された。当然、絵で食べていける保障は全くない、音楽以上に厳しい世界かもしれない。同じ頃に3LDKほどのマンションを手に入れ、すべての壁をブチ抜いてアトリエを構えられた。何度かお邪魔したことがあるのだが、普通の駅前にあるマンションだが、全く壁のない広い空間に、創作スペース、アイランド型キッチン、トイレ、バスがむき出しで設置されている。

アトリエ

その友人が、Webページを作りたい、と言うので、ライブのお礼がてら、打ち合わせに行ってきた。「専業画家」だから、いつもアトリエには創作途中の絵が置かれている。俺は絵心がないので、きちんとした評価は全くできないが、彼の絵を見ていると、俺の知る「彼の人生」と重なるところがあるような気がする(詳細には触れないが…)。年明け早々に個展が控えているらしく、今は「描かなければならない」と言う状況になりつつあるらしい。

音楽でも、絵画でも、写真でも、舞台でも、創作というものは「あふれ出る」ものでないといけないと思う。尊敬するボーカリストいわく「グラスから、ワインがあふれ出る瞬間」。空っぽのグラスから無理やり搾り出しても、それは芸術にはならない。日々の仕事や学校、人間関係、時事問題、いろんなところからたくさんの刺激を受けて、それを違う形で表現できるのがアーティストなんだろうな、と思う。

彼のWebサイトは、年内完成を目標に作業中。本人の了解が得られれば、ここでも紹介させてもらいたいと思う。
12:12:08 | member | No comments |

19 November

そろそろ

しん@本番間近。

そろそろ出かける。
18:00には、皆さんにお目にかかる予定だ。

楽しもう♪
14:00:20 | member | No comments |

15 November

皮細工

しん@スーザフォンだ。

StAのメンバーは、音楽以外にもいろいろな趣味や特技を持っている。ここ最近で驚かされたのは、にしやんのフライヤ(チラシ)だ。今回のStA 1st Liveのフライヤも、にしやんの手によるもの。
本人いわく「仕事でちょっとグラフィックソフトを使うことがあって…」とのことだが、ちょっととかいうレベルではないことは、ご覧になった皆さんが一番よくご存知かと思われる。残念ながら、フルカラーのフライヤはあまりたくさん印刷できなかったのだが。機会があったらご覧いただきたい。

さて、俺の趣味も幅広い。趣味なのか仕事なのかわからなくなってしまったことも多い。パソコンいじりはすっかり仕事になっているし、年に1度のVJ活動は、もともと映像制作会社で働いていた名残り。映像つながりでカメラも好きだし、機材つながりでPA機器収集(!)や修理、そこからケースを作るために日曜大工的木工にも手を出しているし、一時期は工具収集、それは自動車サンデーメカニックにもつながっている。当然クルマやバイクも大好き。一人暮らしも長いので、料理もやる。書き出すとキリがないので、このへんで一旦終了。

最近、皮細工にも手を出している。とはいっても、ものすごく簡単なものしか作っていないが。

試作ストラップ

端切れの皮を使って、ストラップというか、ちょっとした小物を作ってみた。せっかくなので、「STA」と入れてみた。ただそれだけなのだが、ためしに人に見せてみたところ、「ほしい〜」という反応を見せてくれた人もいた(「文字だけですやん」、と言った某氏には、ぜったいやらん)。

こんなものでもほしいと思ってもらえるのなら、わざわざ遠いところまで、それも日曜日の夜に足を運んでくださる方々にお配りしようか…とか考えているが、さすがに大量制作は難しい…。
ま、誰も見向きもしないかもしれないが。ライブ当日、もし会場で見つけたら、ご自由にお持ち帰りくださいませm(..)m
13:00:23 | member | 1 comment |

10 November

まじめな練習

しん@チューバだ。

StAは、メンバーの本職(副業?)の関係で、どうしても練習時間が深夜に及ぶ。深夜と思っていないメンバーもいるかもしれないが、俺にとって0時は深夜だ。そんなわけで、眠かったり、腹が減ったり、いろいろな思いを抱きながらのスタジオ入りとなる。それが決して不真面目な練習と言うわけではないが、終了とともに眠気と戦いながら大急ぎで帰っていくメンバーもいれば、ラーメンを食べて帰るメンバーもいるのだから、きっと練習中もいろんなことを考えながら吹いているに違いない。

さて、最近「手癖」ということを考える。手癖といっても、盗み癖とか痴漢行為とか、そういうのではない。楽譜に書かれた音符に頼らずに、コード譜だけで演奏することがあるのだが、そのときの音運び、音選びにプレイヤの癖が自然と出てくる。それが「手癖」というわけだ。

ギターなどの場合は特にわかりやすいと思うのだが、ソロの音運びで、「おっ、これは西山毅だ!」(って、誰も知らんか???)とかわかることがある。初期の小室哲也は、作曲の際に手癖が出ていたと思われる(TMネットワーク時代の曲を聴くと、同じリズムが頻繁に出てくる)。手癖はミュージシャンの個性、と言ってもいいかもしれないが、結局は、普段どんな練習をしていたかで、手癖のバリエーションが変わってくるのではないか、と考えている。

ここだけの話(余所ではナイショだ)、オレがStAでブルース進行な曲をする場合、自然と出てくるベースラインは「ニューサウンズインブラス」シリーズの「ロックンロールメドレー」の影響が大きいと思っている。でも、それだけじゃぁイカンとも思っている。癖になっているので、なかなか抜けないのだが、何とか、いろいろバリエーションを増やそう、と目論んでいるわけだ。

たくさんの曲を聴く、と言うのがまず大事なのだが、オレの場合は、耳よりも体で覚えないとダメなタイプらしい。なので、いろいろ考えながら、音の跳躍なんかをマジメに練習するのだ。いつもスーザと言うわけではなく、時にはチューバでも練習するのだ。「ローマの祭」を練習しているフリをしながら、実は心はブルースだったり、ファンクだったり、ニューオリンズだったりするわけだ。
たまにはチューバ
それでもやはり、体に染み付いた癖はなかなか抜けない。抜く必要はないのだが、新たな癖を身につける、というのは、なかなか困難なのだ。

そんなことを考えながらの毎日。最近、すごく楽器を吹きたい、と思うことが増えてきた。メロディーなんてなくても、地道な練習が楽しい。知り合いの中には「メロディーしか吹きたくない、ソロしかしたくない」なんて人もいるようだが、実に不幸だ。つくづく、Bassでよかった、と思う。
11:43:28 | member | No comments |