Archive for 08 October 2006

08 October

御堂筋パレード2006

しん@スーザフォンだ。
御堂筋パレードに行ってきた。観客ではなく、パレードに参加してきた。先日もこのblogに書いたが、滋賀県吹奏楽連盟50周年を記念した、高校生バンドだ。オレが高校生か、という質問には答えない、ということで。
県内の高校から公募したメンバーは150人以上。こんなにもたくさんのバンドになると、低音は何本あっても多すぎることはない。今回のメンバーは、普段マーチングやパレードをしていない人も多いので、途中での疲労などを考えれば、なおさら。そんなわけで、普段からスーザフォンに慣れているオレに白羽の矢が立った、かどうかはわからない。

当日、オレは大津商業高校に一旦集合し、北大津高校、大津商業高校のメンバーと一緒にバスに乗り、甲西高校に向かった。甲西高校近くの公園で最後の練習だ。前日の練習は、サクソフォンサミットのために、オレは参加していなかったのだが、天気が悪くて十分な連取ができなかったらしい。それでも、出音一発で、以前よりもよく鳴っているのがわかる。みんな、部活の合間に練習していたんだろう。
本番当日ということもあり、軽く流して終了。昼食をとって、バス4台で出発。

オレは、御堂筋パレード参加3回目。それなりに慣れているので、時間配分などもなんとなくわかる。現地について、中ノ島でウォームアップして、長い待ち時間のあと、パレードスタート、だ。一方、高校生メンバーたちは、言われるがままに移動したり、音を出したり。これから始まるイベントへの緊張感もあってか、少し不安そうな表情も見える。
中ノ島で最後の練習

スタート時間が近づき、御堂筋に移動。ハワイのマーチングバンドや、一輪車集団、100人以上の一人獅子舞(なんつったっけな、ながい角が生えた、祭装束みたいなやつ)、フロート、そして何より、御堂筋の両側にずらっと並んだ、数十万人の観衆。

隊列を整え、ドラムメジャーのホイッスルを待つ。そして、パレード開始。いつもより広い隊列、周囲の音楽、歓声。隊列最後尾のスーザ&チューバ部隊としては、ドラムの音を手がかりにプレイする。オレはほとんど練習に参加できず、コソ練もできなかったので、縮小コピーした楽譜を見ながら、というセコ手だったが、その分デカい音での支えに徹する。ドラムマーチでは、観衆に愛想を振りまいたり、手拍子をあおったり。そのうち、調子に乗り出して、マーチのメロディではベルアップをしたり、後ろを向いて、バックしながら吹いてみたり。ふざけている!と怒られるかもしれないが、パレードは楽しまなければ!

2005年から、御堂筋パレードは難波までのフルコースと長堀(心斎橋手前)までのハーフコースになっている。今回の滋賀選抜バンドは、残念ながらハーフコース。長堀のヴィトンの前を右折して、パレード終了。薄暗くなった長堀通り。バスに向かう西の空は、いい感じに夕焼け空だった。高校生たちは、充実感の表情をしていたが、オレとしてはもうチョイ吹いていたかった。AppleStoreの前を歩きたかったぞ。
パレード終了

長堀バス駐車場まで行くと、先発していたハワイのマーチングバンドのメンバーたちが、滋賀のメンバーたちにレイをプレゼントしてくれていた。バンド名もわからない同士だけど、同じパレードに参加した、という一体感が、なかなかいい感じだった(オレも、レイほしかったのに…(:;))。
運営側としては、もっと緻密な準備と練習ができるとよかったと思う。しかし、ドラムメジャーを勤めてくれた大津商業の生徒、各校を取りまとめてくれたであろう部長を始めリーダーたち、個々に練習を積んできたメンバーのがんばりで、いいパレードになったと思う。


パレード後に、甲西高校のTubaの生徒が言っていたっけ。「もっとノリノリで吹きたかった!」
マーチングバンドでパレード、というと、整然とした隊列になりがちだけど、プレイヤが楽しむパレードも、悪くない。そんなチームもたくさんある。「もっとノリノリで」という、彼女の希望をかなえられるようなパレードに、いつか関わってみたい。

皆さん、オツカレサマでした。
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